GitHub とは git のプロジェクトホスティングサービスです。git そのものにはない、GitHub ならではの機能が多くあります。ここで、その中から特に GitHub を薦める7つの理由を紹介したいと思います。

※社内向けに書いた記事の再掲です。

理由(1) - ネットワークグラフ

git のブランチ図を GitHub が可視化してくれます。現在、どのようなブランチが存在しており、どの時点から分岐し、マージしたのかが一目でわかります。

NetworkGraph

理由(2) - オンラインレビューコメント

コミットしたソースコードの差分に対して、GitHub のUI上からコメントを付けることが可能です。全員でコードレビューを実施する際には、レビューの最中に該当箇所に指摘を記述したり、回覧レビューを実施する際には、レビューワに指摘をコメントとして残してもらったりすることが可能です。

ReviewCommet

理由(3) - 多数のマークアップ文法に対応

GitHub の Wiki, およびテキストファイルは、AsciiDoc, Creole, Markdown, MediaWiki, Pod, Org-mode, RDoc, Textile, reStructuredText といったマークアップ文法に対応しています。

テキストファイル、特に README をこれらの文法で記述しておくと、GitHub からそのファイルを参照する際に、自動でレンダリングしてくれます。

この機能を利用して、GitHub のレポジトリのトップページを、そのままドキュメントサイトとしているライブラリも多いです。

Markup

Markdown文法で記載したREADMEの例

理由(4) - Stats & Graphs

Stats & Graphs の機能を用いると、誰がどぐらいの割合でプロジェクトに貢献しているのか統計を見ることができます。

Stats

理由(5) - フォーク / プルリクエスト

他の人のレポジトリを分岐させて自分専用のレポジトリを作る機能(フォーク)、また、自分の変更を取り込んでもらうようにリクエストを送る機能(プルリクエスト)があります。

オープンソースプロジェクトをフォークして、パッチを開発し、プルリクエストを送って、パッチを取り込んでもらう、といったオープンソースプロジェクトの開発形態を支援してくれます。

理由(6) - プライベートリポジトリ

有償版を利用すれば、無条件で公開されないプライベートなリポジトリを作成することが可能です。

筆者が現在出向しているリコーのクラウド開発室では有償版を利用しています。価格は例えば、20 レポジトリ、10ユーザの Medium サイズで $22/month です。

理由(7) - 流行り

最近のウェブ界隈では、GitHub が流行っており、採用プロセスにも利用されたりしています。例:https://github.com/esminc/jobs

流行りに乗っておくと、社外勉強会に参加したときなどにも会話になって面白いので、是非使ってみましょう!